第一生命保険などで中途採用を拡大

子育て主婦、正社員に・銀行や生保が中途採用拡大

　大手生保や銀行が子育て中の専業主婦を正社員として中途採用する動きが拡大しています。
　保育費用補助や社内に託児所。即戦力確保などが主な理由です。

　第一生命保険や三菱東京ＵＦＪ銀行など大手生保や銀行が、子育て中の専業主婦を正社員として中途採用する動きを強めています。

　現在の経営環境の好転に伴う人手不足感を背景に、事務や営業の即戦力となる20―30代の主婦層に着目しました。

　保育費用の援助や社内託児所の利用を認め、子育てしながら働ける環境を整え、人材確保を狙います。

　大手の生命保険会社や大手銀行では、人材不足なんですね。

　かといって、派遣社員を増やすのではなく、派遣社員に登録してもなかなか派遣されなかったであろう主婦の即戦力に注目し、しかも、正社員としての採用を強化しているのは、子育て中の主婦にとっては朗報ですよね。


　第一生命保険は今年度、約500人を正社員として中途採用しました。

　その多くを会社勤務の経験がある主婦が占めました。

　事務職を中心に「即戦力として期待できる」（第一生命）からで、2年前と比べ5倍にも増加しています。

　働きやすさをアピールするため昨秋、月額最大2万円の保育費用の支援制度を導入し、ベビーシッター費用も1日1500円まで補助、毎月の支援額は最高で計約5万円にも上ります。

　企業としても、戦力を雇うだけではなく、ちゃんと子育ての環境もバックアップしてくれているというのは、ありがたいですよね。